国と地域/神と術者について

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絵師:神威なつき様@+GYOKURO - 神威なつき
□国と地域

■レアレス公国
 議会制度を持ち、民主主義の国家。権力を持つ省庁が互いに互いを監視するシステムを採用している。南方のハットカバス王国が軍事国家であることから、正規軍も存在する。両刃の剣や弓矢を武器として使用する。首都はレストン市。


■ハットカバス王国
 代々例外なく術者を排出する、ハットカバス家によって治められている軍事王国。かつてハットカバスとレアレスの間に位置する土着民の土地を国に取り込もうとしたが、失敗。現在は一応監視下に置きつつも自治を認めている。
 片刃の刀を武器として使用する。


■ハットカバス自治区
 レアレスとハットカバスの間に位置する、主に草原や砂漠が占める土地。土着の民はみな褐色の肌を持ち、黒髪黒い瞳を持つ。ハットカバスの名がついてはいるが、人種的には全く違う民が住んでいる。物神の発祥地ではないかと目されている。


□神と術者について

  • 自然物、人工物などを司る。見た目は全て女性で、姿は様々。「神」「女神」「物神(ものがみ)」とも呼ばれる。
  • 物神は特定の人間について、その人間を守る。守られている人間を「術者」という。
  • 術者は物神の力を「呪文」を唱えることによって使うことができる。呪文は神によって違う。
  • 物神は通常、うっすらとした姿(幻影)となっていて、術者以外の人間にはその姿を見ることはできない。
  • 術者は物神を「実体として呼び出す」ことができる。そうすると、術者ではない者にも神の姿が見えるようになる。術者は呪文を使えなくなるが、神が直接能力を行使できる。
  • 幻影状態の物神は、術者と五十メートル以上離れることはできない。(実体は無制限となり、遠隔で術者と物神で会話が可能となる)
  • 術者が物神を実体として呼び出すと、身体がうっすらと光り、術者だけにはそれが見える。
  • 物神の幻影は「天然の宝石」を身につけることで消すことができる。しかしその場合、その術者は呪文を使うことができなくなる上、他人の物神も見えなくなってしまう。
  • 物神は術者が死ぬまで術者についている。術者が死ぬと、「転生」を迎え、別の術者につくようになる。転生後の物神は転生前の記憶を持たない上、見た目などもまるで違う場合もある。
  • 物神と術者(男性のみ)の間に生まれた者を「精霊」という。人間の二倍の寿命を持ち、呪文を詠唱しなくとも神の力を行使することができる。術者同様、他の物神の幻影を見ることができる。術者が死んで(物神が転生して)も、精霊の能力はなくならない。
  • 物神には序列がある。例えば、太陽の神は炎の神の上級神、海の神は水の神の下級神である。
  • 複数の神が一人の人間を守ることはないが、複数の人間が一人の物神に守られることはある。(双子などの場合)
  • 物神が親から子へ受け継がれる確率は非常に高い。9割程度という研究結果もある。



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